Akihiko Azetsu
総合科学技術研究所・教授
学位:工学博士
日本ではエネルギー源の約80%を石油や天然ガスなどの化石燃料に依存し、この燃料を燃やして動力や熱を発生させるため、大気汚染の第一の原因になっています。このような観点から本研究室では、エネルギー、燃焼と環境をキーワードに、熱機関の燃焼技術の高度化や、将来燃料に対する検討、およびこれらの研究を進める上で必要になるレーザー計測技術の開発を進めています。
現在は、ピエゾアクチュエータを応用した新しい燃料噴射装置の開発と、それを用いたディーゼル噴霧・燃焼の能動的制御に関する研究、低酸素高温雰囲気燃焼法を用いた低公害・高効率ディーゼルエンジンの燃焼に関する研究、バイオ燃料を始めとする次世代燃料の燃焼特性に関する基礎研究などを、精力的に進めています。