二酸化チタンは合成が容易なアナターゼ型とルチル型の2種類のみが応用されていますが、 我々のグループでは、独自のチタン原料を用いることでこれらの2つに加えてブルカイト型、ブロンズ型の4種類の結晶構造の二酸化チタンナノ粒子を単相で作る技術を確立しています。 これらのナノ粒子を用いて、透明n型半導体膜を作製し、応用の一つとして太陽電池の電子輸送層特性を調査しています。 また、安定性が高く可視光から長波長域での吸収が少ない透明p型半導体膜として、ヨウ化銅薄膜の作成に取り組み、太陽電池の正孔輸送層への応用を念頭に最適化を進めています。
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酸化チタンとヨウ化銅の透明半導体膜の研究
本研究所所属の冨田恒之准教授の研究内容の紹介ページです。