流れの可視化・流速計測は多分野で活用されていますが、数十μm以下の液体薄膜に対しては適切な手法が存在せず、大きな課題となっていました。 そこで本研究室ではフォトクロミズムの原理を応用した新しい流れの可視化、流速・膜厚計測手法を提案しました。 フォトクロミズムによる着色濃度を定量化して明瞭な画像を得るために2時刻2波長処理手法を考案し、国際特許を申請中です。  
    本手法を、可視化エンジンのピストン周りのオイルの挙動という非常に複雑な流れ場に適用し、手法の妥当性と有効性を確認すると共に、長年の疑問点をいくつも解明しました。 エンジン以外の対象や、エンジンオイル以外の液体薄膜への適用を目指しています。


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