Hideki Kimura
工学部電気電子工学科・教授
学位:博士(工学)
石油資源枯渇や地球温暖化を防ぐためには、新エネルギー・省エネルギー・蓄エネルギーといった技術に代表される環境技術を進歩させる必要があります。そこで、高効率な磁気変換ができるモータ、太陽電池から多くのエネルギーを取り出す技術、バッテリやキャパシタを用いたエネルギー貯蔵システムに関する研究を行っています。これらの技術を具現化するためにソーラーカー・ソーラー無人飛行機・電気自動車などの開発を行っています。たとえば、わたしたちが製作したソーラーカーは、石油を消費することなく、温室効果ガスであるCO2ガスを排出せず、太陽がある限り半永久的に走行できます。太陽電池で発電した電気エネルギーのみで、時速90キロの速度で走行するできる世界トップレベルの性能を実現しました。このような成果は、国内外のメディアなどから注目を集めています。近年は、廃熱から音波を発生させ、増幅された音波振動から電気エネルギーを取り出すための熱音響エンジン用リニア発電機の開発も行っています。