水書 稔治/ミズカキ トシハル

Toshiharu Mizukaki
工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻・教授
学位:博士(工学)

主要授業担当科目

  • Aeronautical Engineering
  • 高速空気力学
  • 計算工学
  • 航空宇宙学実験1
  • 機械工学特論
  • 入門ゼミナール


専門分野

  • 空力推進
  • 衝撃波医工学
  • レーザ応用計測


現在の研究課題

  • 火星探査機用空力減速装置周囲の流れ場制御
  • デトネーションによる将来型航空推進機
  • 衝撃波が生体組織に与える効果の解明


研究内容

衝撃波という観点から高エンタルピ流れ(高速流れ)の研究を行っています。衝撃波とは,音速を超えて伝播する圧力波の総称であり,媒質の圧縮性に起因する非線形現象です。衝撃波が強く関与する現象の一例として,スペースシャトルなどの宇宙往還機が大気圏再突入する際に火の玉に包まれる現象が挙げられます。これは機体前面に発生する極めて強い衝撃波によって大気が電離するためです。また,爆発や物体の高速衝突など,局所的かつ局時的にエネルギが開放される現象とも不可分な現象です。一方,衝撃波を制御し,工学的に応用することで,今まで考えもつかなかった技術を創り出すことも可能です。私たちは,航空宇宙工学に深く関わるトピックスを中心に,さらに学際的な領域まで研究対象としています。衝撃波研究は,日常的現象から高温・高圧・高速の極限の世界まで幅広く扱える希有な学問領域です。

所属学会

  • 日本航空宇宙学会
  • 火薬学会
  • 可視化情報学会
  • 日本機械学会
  • 衝撃波研究会
  • 国際衝撃波学会


主な論文・著書

  • デトネーション研究会編,デトネーションの熱流体力学1 基礎編,理工学社